絵本で届ける保健室あんしんプロジェクトpart.3「アルコール依存症編」

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現在の絵本の冊数[目標100冊] 11/27 24:00更新
※120冊達成しました ありがとうございます!!

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エントリー期間:2016年10月21日(金)〜11月27日(日) 受付終了しました

出身校や身近なお子様が通われている小中学校の保健室に、’親がこころの病気をかかえている子どもを応援する’プルスアルハの絵本を届けるプロジェクトです。

ページにおこしいただきありがとうございます。
子どもにとって身近で、多くの時間を過ごす学校。なかでも保健室は、他の人には言いにくい悩みを抱えている子どもたちに寄り添ったり、先生方、保護者の方との架け橋になる場所です。保健室を起点として、学校で、精神障がいのある親とその子どもたちを応援していただけたら心強いという思いで始めたプロジェクトです。

2016年3月にはうつ病編(110冊)、8月には統合失調症編(80冊)を保健室に届けました。part.3は「アルコール依存症編」の絵本が対象。

11月10日〜16日のアルコール関連問題啓発週間にあわせての実施です。
アルコール依存症の人は100万人*を越えると推計され、非常に身近な問題です。さまざまな問題が起きて進行し、家族や子どもがまきこまれることも多いにもかかわらず、偏見も多く、病気という理解が進んでいません。
絵本制作にあたっては、アルコール依存症のリハビリ施設のスタッフから意見を伺いました。「ネコのココをギュッと抱いて心を痛めている主人公ハルの姿が、自分と重なった。飲酒して大声をあげる父親の脇で、まさに妹とこんなふうに過ごしていた」など、依存症の家庭で育ち自身も依存症になったリアルな声もいくつもありました。子どもたちにサポートが必要なのです。

***

プロジェクトは、寄付する、自分で絵本を購入して届ける、という2つの参加方法があります。あなたの想いをのせて、全国の子どもたちへ安心を届けます!

後援:特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)、一般社団法人日本アルコール関連問題ソーシャルワーカー協会、全国マック協議会、認定特定非営利活動法人 地域精神保健福祉機構・コンボ、親&子どものサポートを考える会  *2013年厚労省研究班

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NEWS

・2016.12.23 絵本を受け取った養護教諭の先生からこれまでに届いた声を掲載しました 》レポートへ
・2016.12.23 マップを更新しました 寄付者の方へご報告メールをおくりました 》マップへ
・2016.12.3 ぷるすあるはから直接保健室へ送る79冊の発送が完了しました(お申し込み者の方へは後ほど個別にメールいたします)
・2016.11.27 120冊を達成しました(^^) ありがとうございます
・2016.11.11 朝日新聞に掲載されました 》アルコール依存の親いる子支える 学校に絵本 NPOが取り組み
・2016.11.10 50冊を達成しました
・2016.11.9 『soar』で紹介されました 》家族の病気に戸惑う子どもたちにサポートを!プルスアルハの「アルコール依存症」をテーマにした絵本を学校に届けよう
・2016.10.21 プロジェクトスタートしました
・2016.10.17 》part1/2を行ってみての課題と今回の改訂ポイントについてのレポート


目次

・届ける絵本 作者による朗読動画
・参加方法
・プロジェクトマップ(これまでに届けた学校一覧)
・プロジェクトキットの詳細(絵本といっしょに届けるアイテム)
・FAQ、お問い合わせ


届ける絵本

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『ボクのことわすれちゃったの?─お父さんはアルコール依存症─』

プルスアルハ著[お話と絵:細尾ちあきNs/解説:北野陽子Dr]
ゆまに書房 2014年6月刊行
監修 成瀬暢也Dr

家族がこころの病気になったときの子どもの気持ちや生活の様子が、子どもの視点で描かれます。後半は、まわりの大人の方へ向けた、子どもの気持ちの理解と対応についての解説、病気についての説明です。

前半は絵本パート、後半は解説[子どもの気持ちと行動の理解と対応]+アルコール依存症について。

作者による絵本朗読・全編


推薦のことば

子どもはたとえ困っていても自分のお父さんやお母さんのことをことばにするのは難しいことです。でも、そのことに気づいてくれる大人がいることが、なにより子どもの成長を支えていると思います。子ども理解を深めるために「プルスアルハ」の絵本を活用しています。埼玉県立大学 上原美子さん[小、中、高等学校で養護教諭勤務、現在は養護教諭を育てています]

上原先生

アンケートでのコメント(統合失調症編)

統合失調症はなかなか説明が難しい病気なので、このような絵本があると子どもたちに誤解をまねくことなく大切なことを教えられると感じました。

絵本の内容についてもっと詳しく見る

家族のこころの病気を子どもに伝える絵本④

『ボクのことわすれちゃったの?─お父さんはアルコール依存症─』

プルスアルハ著
お話と絵:細尾ちあき(看護師)/解説:北野陽子(医師・精神保健指定医)
定価:本体2,100円+税 B5版上製/68項 ゆまに書房 2014.6刊行 
ISBN978-4-8433-4577-1

  • 絵本のあらすじ:主人公ハルは小学校低学年。相棒はネコのココ。お父さんは最近、お酒を飲んでばかり。キャッチボールの約束をしていてもお酒を飲んでしまいます。お酒をとめようとするお母さんとケンカになったり、ケガをして救急車で運ばれたり・・・。そんなお父さんが、いくつかの契機を経て、専門治療につながり、お母さんは家族会につながります。ハルにもお父さんの病気について説明し、家族全体が回復の一歩を踏み出すまでを描きます。
  • 解説:アルコール依存症の病気について、かかわりのポイントなどを図説。さらに、絵本のシーンにてらして、子ども、依存症の本人や家族の気持ち、行動の理解と対応について解説。

対象は、まず、’大人’の方を対象としています。主人公のハルは、小学校低学年の設定ですが、すべての年代で活用できます。

 

※このページの一番下に、作者による絵本の朗読動画があります(絵本全編)

※プルスアルハでは、このほかに、親のうつ病、親の統合失調症、不登校、両親のケンカ、発達凸凹・感覚過敏をテーマにした絵本を刊行しています。

絵本に寄せられた養護教諭の声を読む

[シリーズ全体の感想、特にうつ病編についての感想です]

  • 子どもに読ませるというより、自分自身が子どもや病気について理解するために読んでいます。
  • 中学生だと個人でも見られるし一緒に保健室で見て読んだりできる時間は作れます。スクールカウンセラーなどとの協力も大切かなとも思いました。
  • 本校の図書室(または保健室にでも)に置いておきたいなと思います。気軽に手に取れる、その割にものすごく感じるものがあります。
  • なにも話さない生徒に対して、保健室に本を置くことで生徒にとって何気ないヒントになると思います。
  • 耳から得られる情報だけでは理解しにくい子どもにとって、視覚的にも情報を与えることができるので効果的だと思いました。
  • 絵本を教員に読んでもらいたいと思いました。様々な生徒がいる中で心ない言葉をかけている先生もいますので。
  • 他の教職員、特に管理職と担任の意識や知識の向上に役立てられたらと思いました。
  • 子ども理解の一環として、職員間に紹介することは効果的だと思います。養護教諭から全教職員へ広がることが期待できます。
  • 保健室に置いていますが、小学生に自分で読ませるのは難しいかもしれません。該当する児童がいても、必ずしも登場人物が重なるわけではありませんので。中高生は、自分と重ね合わせることができると思いますが、理想的な家族像がある場合に、違う場合の説明はどうしたらよいのかという課題があります。養護教諭の児童理解や対応のヒントになりますが、子どもに対しては、関心があったときに養護教諭が丁寧に説明し、必要な場合に読む機会を与えるということかと思います。
  • 高校の養護教諭です。
    新聞に紹介されていた絵本の記事を読み、図書館司書にお願いし、学校に3冊の絵本をそろえてもらいました。
    最近、よく保健室を訪ねてくる生徒の様子がどうも気になり、言葉少なに語る家の話から、お母さまが精神疾患をかかえていらっしゃるのではないかと思ったのです。いろいろ考えた末、スカイくんの絵本を彼女と一緒に読んでみることにしました。
    わかりやすい言葉と、優しい色づかいの絵に、大変助けられました。
    物心ついた頃から、お母さまは調子を崩されていたようで、お父さまからは「おまえが余計なことを言うとお母さんは悪くなる.どんなに辛くてもいつも笑っていろ」と繰り返し言われて育ってきたらしいのです。
    あなたは何も悪くない、というメッセージをこれからも彼女に届くよう、伝えていけたらと思います。
    家庭への介入は、どうしても尻込みしてしまいがちですが、あの絵本のおかげて生徒との関わりが無理なくスタートできました。

ぷるすあるはの活動について詳しく読む

  • ぷるすあるはとは

『ぷるすあるは』は、精神科の看護師、細尾ちあき(以下チアキ)と、医師で代表の北野陽子が、絵本制作のため2012年に立ち上げた「プルスアルハ」を発展させる形で、2015年6月に設立したNPO法人です。精神障がいやこころの不調、発達凸凹を抱えた家庭や、さまざまな事情の中で、頑張っている子どもたちを応援しています。

本プロジェクトの対象絵本をはじめ、これまでに全7巻の絵本(ゆまに書房)を出版。絵本のお話と絵は、精神的に不安定だった親のもとで育った経験のあるチアキが、絵本の解説文と活動全体の企画運営を北野が行っています。実体験と臨床経験がもとになった、専門的でユニークな活動内容です。

 

  • 子どものケアはこれまで取り組まれてこなかった

精神疾患で受診している人は300万人を越え、とても身近な病気です。しかし、お母さんがうつ病、お父さんがアルコール依存症など、親が精神疾患になったとき、その子どもたちへの支援は、日本ではこれまでほとんど取り組まれてきませんでした。

親の状態について、子どもに対し何の説明もケアもないとき、子どもは「お母さんが具合が悪いのは自分のせいかもしれない」と感じひとりで悩んでいることがあります。不安や混乱、自責感、孤独感を感じたり、親のかわりに家事やきょうだいの世話を担う、親の介護を担うなど、子ども自身の育ちや学びの機会がそこなわれる場合もあります。中には病状から、子どもにとって不適切な養育につながる、就業が難しく経済的に困窮するなど、いくつもの問題が重なることもあります。

そんな子どもたちへ、「キミのせいじゃないよ」「ひとりぼっちじゃないよ」というメッセージを、周囲の大人の方には子どもに対する具体的なケアの道筋を絵本などを通して伝えることが、私たちの活動です。

 

ぷるすあるは ビジョン

  • 活動の反響と実績

絵本の出版やインターネットを通した情報発信を重ねる中で、大人になった「子ども」の立場の方からも多くの反響がありました。

「涙がぽろぽろと流れ、胸がすごく熱くなりました。母の病気と共に歩んだ中学高校時代。はやく本に出会っていたらなあと思ったと同時に、こういう本を多くの子どもたちに知って欲しいという思いでいっぱいになりました。この本が自分の苦しみ、がんばりを認めてくれたように思います」「子どものときの気持ちをケアされないままでいると、なんだか生きづらいという大人になることがあると思います。40代の今もまだ悩みとともにあります」

2014年には、日本児童青年精神医学会より実践奨励賞を受賞。SVP東京 第10回投資・協働先に選出。2015年8月には、クラウドファンディングで立ち上げ資金を集め(サポーター150名、213%を達成)、日本で初めての精神障がいの親と子どもの応援サイト『子ども情報ステーション』を開設しました。

子どもたちへの支援の必要性を感じ、活動を応援したいと手をあげてくださるサポーターの方は500名をこえ、さらに多くの子どもへメッセージを届けるために、保健室あんしんプロジェクトを企画しました。

参加方法

寄付する(学校指定orぷるすあるはに一任)、自分で絵本を購入して届ける、の2つの参加方法があります

保健室プロジェクトホロスキーム

寄付する方法

3,500円の寄付で1冊の絵本を学校へ届けます。任意の冊数を寄付できます。申込フォームに冊数やお届け先の希望を記入し、クレジット決済を行います。

[内訳 絵本代・送料・梱包費・決済手数料・作業人件費・プロジェクト運営費]
※絵本の定価にあわせて、第1,2弾のプロジェクトよりも1冊あたりの寄付額が+500円になっています。

郵便振替、銀行振込にも対応しますので、その場合は、お問い合わせフォーム(ページのもう少し下にあります)より、お名前とメールアドレス、「郵便振替/銀行振込み希望」と入力の上で送信ください。

「学校指定」の場合

フォームに指定校を入力ください。ぷるすあるはから指定校へ、絵本+プロジェクトキットを郵送します。

※複数冊をご寄付いただける場合、指定校以外の届け先はぷるすあるはが選定することも可能です。
※統廃合などで学校名や所在地が変わっていることがありますので、入力前に必ずご確認ください。

 

「ぷるすあるはに一任」の場合

ぷるすあるはが届け先を選定して郵送します。

 

※ぷるすあるはから保健室への郵送は、12月7日までに完了する見込みです。お届けが完了したら、ぷるすあるはから寄付者様へメールでご報告します。

 

※一言メッセージについて

メッセージ欄にご記入いただいたメッセージ(50文字以内)は、カードに転記して絵本に同封します。寄付者のお名前は、カバーレター等には印字されません。お名前を伝えたい場合は、必ず、メッセージ内にご記入ください。メッセージは空欄でも結構です。

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自分で絵本を購入して保健室へ届ける方法

Step1 フォームから申し込む
Step2 絵本を準備し、ぷるすあるはから郵送されるプロジェクトキットとともに届ける
Step3 お届け完了をぷるすあるへメールで報告する

※保健室の先生へ直接でなくても、担任の先生、相談室の先生やカウンセラーなど、学校で渡しやすい方へ届けても大丈夫です。プロジェクトの主旨、保健室の先生と共有していただきたい旨のカバーレターを同封します。

※プロジェクトキット(内容物はページの下の方に詳細あり)は、お申し込みから2週間以内に届きます。送料は無料です。

※12月末までを目安にお届けください。

※絵本はオンライン書店、一般書店で購入できます

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※ご参加いただいたみなさまへ、ぷるすあるはのサポーター(キッズパワーサポーター)に登録させていただき、活動報告を毎月のメルマガでお届けします。

プロジェクトマップ part.1/2

絵本と届けた学校のマップです。(黄色:うつ病編 赤:統合失調症編)

*記載間違い等ありましたらお知らせください。『自分で届けるコース』は、申込時点で、学校名をマップに掲載しています。まだ届けられていない学校が掲載されている可能性があります。

*記載間違い等ありましたらお知らせください

》第1弾の報告コラムはこちら

 

プロジェクトキットの詳細

カバーレター/絵本の活用法/ぷるすあるはのチラシ(子どものケアガイド・絵本紹介)/メッセージカード/養護教諭向けアンケートのお願い  ※画像をクリックすると拡大します

FAQ

届け先に関するご質問

届け先は、小中学校に限られますか?

対象は小中学校を想定しています。これまでのプロジェクトで、申込者様とご相談の上で、教育相談センター、教育委員会へ届けた例があります。ご意見フォームから、ご希望の届け先についてお知らせください。

決済に関するご質問

クレジット決済以外での参加方法がありますか?

郵便振替での寄付が可能ですので、ご意見フォームに「郵便振替を希望」「名前」「メールアドレス」を入力し送信いただければ、担当からご連絡します。

献本以外で少し任意の寄付はできますか?

Aの申し込み・決済フォームから、活動資金として任意の額をあわせて寄付することが可能です。

その他のご質問

絵本を受け取ってもらえなかった場合はどうしたらよいでしょうか?

絵本を「着払い」でぷるすあるはまで返送ください。別の学校へお届けします。事前に、お渡し先の学校で献本を受け付けているかご確認いただくと確実です。

アルコール依存症編ではなく、その他の絵本を届けることは可能でしょうか?

今回のプロジェクトのカウントは、アルコール依存症編を対象としています。今後も、随時対象絵本を拡げてつづけていく予定です。ご希望がありましたら、ご意見フォームよりお知らせください。なお、対象絵本と、その他の絵本もいっしょに届けたいというご希望で、個別対応した例があります。ご相談ください。

お問い合わせフォーム

ご意見、ご質問など、気軽にご連絡ください。

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作者による朗読動画・絵本紹介