精神障がいをかかえた親の子どもをテーマとした取材について

精神障がいをかかえた親の子どもをテーマとした取材について
2017年4月1日 pulusualuha

報道関係者のみなさまへ

2017年4月1日 NPO法人ぷるすあるは

ぷるすあるはの活動に関心を寄せていただき、ありがとうございます。
「親が精神障がいをかかえた子どもへの応援」という、大切だけれどこれまであまり注目されてこなかったテーマを取り上げてくださり、ありがとうございます。
前提となるぷるすあるはの思いと、取材の際にお願いしたいことをまとめています。ご一読いただきますようよろしくお願いいたします。

 

【思い】

親が病気をかかえている「子どもの応援」をめざしています。そして、子どもだけでなく、病気をかかえたご本人、パートナー、親、きょうだいなど、家族一人一人、「家族全体の応援」をめざしています。家族全体が応援されることは、子どもの応援にとっても大切なことだと考えています。

 

【特に次の点にご配慮ください】

・病気の方の病状、家族の状況、子どもの様子、それぞれの方の思い等、いずれをとっても、とても多様であるため「病気だとこうなる、全ての家庭で起きる、全ての子どもがこう感じる、こうなる」ととれるような断定的な書き方は控えてください。

・安心と希望につながる情報─具体的なサポートや社会資源などの情報をあわせて掲載ください。

・例えば子どもの置かれたしんどい状況、子どもへ影響などの記載は、表現によって、病気のご本人やご家族の方を不安にさせることがあることを意識してください。

・子どもや家族がサポートされる必要性とあわせて、まわりのサポートやさまざまな工夫をしながら生き抜いていく子どもたちがたくさんいることも意識してください。子ども、大人の力を信じる。

 

【当事者の方の想い・体験など】

支援する側の視点だけに偏らないよう、成人した子どもの立場の方、病気のご本人・パートナーなど、当事者の方の想いや体験を知り、その上で、発信してください。

 

これらの事項を、ぷるすあるは自身の情報発信についても、ふりかえり、見直しながら、家族全体の応援につながる発信をしていきたいと思っています。

病気のご本人ご家族が社会から温かく迎えられ、子育てのサポートを受けられる。病気があっても大丈夫というメッセージが届き、実際にサポート体制が充実する。そのことにつながる発信を。ぜひいっしょに温かい社会を作っていけたらと思います。よろしくお願いいたします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
(改訂 2017年11月25日)