【開催レポート】「10周年ありがとうございます」ぷるすあるはのゆるっとトーク

【開催レポート】「10周年ありがとうございます」ぷるすあるはのゆるっとトーク
2022年4月24日 office

2022年4月16日、任意団体プルスアルハ設立から丸10年になりました。
たくさんの支えと応援があってここまでつづけてくることができました。
ありがとうございます。
翌日の17日、武蔵浦和コミュニティセンターで、ささやかなトークイベントを行いました。
イベントの様子のレポートコラムです。

チアキの絵本朗読

 

ごあいさつのあとは、まず、絵本朗読。
ぷるすあるはの活動は、1冊の絵本をつくることから始まりました。

家族のこころの病気を子どもに伝える絵本①
『ボクのせいかも…-お母さんがうつ病になったの-』

絵本にこめたメッセージは…

ひとりじゃないよ
あなたのせいじゃないよ
話をしてもだいじょうぶ

全ての絵本と活動に共通するメッセージでもあります。

 

絵本ができるまで、大切な出会い

 

10年前、親が精神疾患の子どもたちを応援する絵本は、日本のオリジナルのものは1冊もありませんでした。
「必要だけどない…だったら自分たちで作ろう」
開設のときから変わらぬマインドです。
イベントでは、ぷるすあるはの絵本シリーズの担当編集者である、ゆまに書房の高井さんがゲストでお越しくださり、最初の出会いから、シリーズ絵本の制作が進んでいくところまで、ゆるゆるトークをしました。

 


(「子どものきもちを知る絵本」シリーズの見開きの細密画。印象に残っている絵として紹介されていました。)

 

最初に企画を持ちこんだときに、「この本は必要な本だと思う」ときっぱり言ってくださったことが印象に残っています。この出会いがあってこそ、絵本を世に出すことができ、ぷるすあるはがつづいてきたと改めて思いました。
原画制作、デザイナーさんとの話し合い、印刷のことetc
初めての絵本で右も左もわからないところから、チームでひとつのものを作り上げる面白さや難しさ、よい体験にもなりました。



上:持ち込んだサンプル本。このときは、解説が別刷とじ込みのスタイルでした。解説を絵本の中に入れたのは編集者さんからの提案
下:ゆまに書房さんから出版した7冊の絵本

 

子ども子育て応援シリーズ、もうひとつの代表作に

 

 

2019,2020に作成した『生きる冒険地図』と『ゆるっとこそだて応援ブック』。
病気、病名によらず、子どもたちに生きる知恵や工夫を届ける本。そして、子育ての応援本。
子どものリュックに気軽にいれられるようなサイズ感の、全編手描きというユニークなスタイルの本です。
『生きる冒険地図』を担当してくださった学苑社の杉本さんが2人目のゲストで参加くださいました。

最初は、パソコンで文字を打つことも考えたけれど、この手描き文字も含めてこの本の良さと生かしてくださったのだそう。
子ども向けにしては珍しい黒の抽象的な表紙もふくめて、唯一無二の絵本になりました。
チアキからは、誤字脱字をみつける苦労話も話され…こちらも和やかなトークになりました。

 

絵本をひろげる取り組み。
絵本サポーターの方が各地で活動中です。
》絵本で届けるこどもこそだて応援プロジェクト

 

いろいろな声をいただいて

 

絵本には、とても共感したという声から、自分の体験はちがう、という声まで、さまざまな反響がありますが、そういういろんな受けとめ方のある、コミュニケーションのきっかけになるものだと思っています。

開設時から、活動に賛同いただいたみなさんに登録していただいている「キッズパワーサポーター」は1500人をこえました。


節目のタイミングで読み返している応援メッセージです。トークでもいくつか紹介しました。

》応援メッセージ

 

ミニギャラリートーク

 

後半は、雰囲気をかえての、ミニギャラリートークでした。
MIRUとIRUの絵。2つの目は、現実をみて、3つ目は真実をみる目…。

》チアキの描く子どもの世界(絵のメッセージを添えたコラム)

ぷるすあるはの今とこれから

 

最新のコンテンツは、事典アプリ『おたすけことてん』
そして今、制作中なのが、『こころとからだ コンディションカード』です(合同出版から発売予定です)。
絵本とウェブサイトに加えて、いろんな選択肢があるとよいなと思い、新たなアイテム、チャンネルにもチャレンジしています。

》おたすけことてん
》コンディションカード


これからもよろしくお願いいたします

 

トークの場には参加できなかったメンバーもふくめて、役員、プロボノスタッフとともに、ぷるすあるはは活動しています。


(副代表の吉岡。4月から体制がかわりました)

活動の初期から関わってきて、10周年は本当に感慨深い思いです。 財政的に苦しい時期があったり順風満帆ではなかったかもしれませんが、多くの人に支えられ、この10年間で確実に活動の認知は拡がりました。 これからも、一歩一歩になるとは思いますが、子どもや家族を支えられる活動を着実に行っていければと思います。芦高(アドバイザリーサポーター)

これからも一日一日を大切に積み上げていきたいと思います。引き続きご声援のほどよろしくおねがいします。池山(幹事)

改めて10年間、たくさんのご支援、応援をありがとうございました。
次の10年をつづけていけるように、1年1年、1日1日の制作、発信にしっかり取り組んでいきます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

NPO法人ぷるすあるは
代表:北野、制作担当:チアキ
スタッフ一同


 

ぷるすあるはの応援いろいろ

 

・チラシを広げる/サポーター登録する

》キッズパワーサポーター登録ページへ(無料)

・SNSをフォロー、シェアする

》Twitter
》facebook
》チアキのInstagram
》TikTok

・書籍やアイテムを購入する

》オンラインストアへ

・寄付する

》継続の寄付をする

ぷるすあるはでは、ウェブサイト「子ども情報ステーション」を中心に、多くの情報やアイテムを無料で提供しています。これからも安定して団体を維持し、情報発信と制作活動をつづけるために、活動を継続してご寄付でささえてくださる方を募集します。
子どもたち、そのまわりの方たちを応援する活動の仲間になっていただけたら心強いです。継続的なご寄付は、月1,000円から、クレジットカードでの登録になります。
寄付金の使いみちや活動のご報告についてなど、くわしい内容は「継続の寄付をする」のリンク先で説明しています。

》今回のみの寄付をする
》誕生日寄付をする(日本フィランソロピー協会さまのページへ)

・物品を贈る

》Amazonのほしいものリストへ

10年で制作してきたもの

 

最後に、こんなお客様も…
高知のアンパンマンミュージアムから、第2回やなせたかし文化賞の受賞者展の打ち合わせも兼ねてお見えでした。
展示は今秋から。私たちも楽しみです!続報します。

最後までお読みいただきありがとうございました。