第2期絵本サポーター・活動レポート

第2期絵本サポーター・活動レポート
2022年5月27日 office

『絵本で届けるこどもこそだて応援プロジェクト』2022

第2期の絵本サポーターさんの活動レポートです。
全国のいろんな地域、エリアで、『生きる冒険地図』『ゆるっとこそだて応援ブック』の2つの絵本を使って、子どもたちや大人のみなさんの応援に取り組んでくださいました。

 

鹿児島県
親の会、地域でひろげる

 

県立図書館 と 市立図書館→貸し出しの形で活用。
フリースクール→フリースクールへ通う子どもたちや相談へ来る保護者へ活用。
小学校 と 中学校(保健室・相談室)で活用。(主に先生やそこを必要とする子どもたちへ活用)

 


熊本県
若者の居場所、地域でひろげる

 

ぷるすあるはの絵とメッセージをお届けするプロジェクトに関わることができ、とても嬉しく思います。
私は、きっとこのプロジェクトや絵本に共感し活用いただけると思う方・場所に、絵本を託させていただきました。
お渡ししたどの方とも、「ちあきさんの絵がとても好き」「こういうメッセージを届けたい」と共感できたことが私自身とても嬉しくおもいました。
お送りした先は以下のとおりです。

【子育て応援ブックをお届け】母子生活支援施設、精神科クリニック

【冒険地図をお届け】小学校保健室、体育教室

【セットでお届け】子育てサークル、児童家庭支援センター、家庭を頼りづらいなど様々な事情により子ども・若者がやってくる居場所

母子~施設では職員の方にお渡ししたところ、「本当にそうなんです、こういう声をよく聞く」「なるほど、こういう風に伝えるといいかもしれないですね」とページをめくる度、内容に非常に共感されていました。入居しているお母さんに職員が面と向かって話をすると、頭ごなしに言われたと届きづらいことも、絵本の柔らかさ・温かみで伝わりやすい部分があるかもしれない、また、施設で過ごす期間が限られているため、地域で生活し始める際のお守りに持たせてあげたいとの話もありました。

子育てサークルでは、母親同士で子育ての話をするなかで、自分の子ども時代を振り返り「自分の家庭はすこし普通と違っていたのかもしれない」「子ども期をサバイブしてきた」と気付いたり感じる方もいるとのこと。「生きる~」を読むと、その経験を温かみをもって整理し称えてくれるような気持ちになるかもしれないと、「ゆるっと~」とセットでお母さんたちに共有いただくことになりました。

ほかにも、小学校では「保健室だけでなく高学年の教室にも1冊ずつ置いておきたいから買いました!」、体育教室では「子どもたちから話を聞くことが多いトピックを取り上げて、おしゃべり会などを企画してみたい」との声もいただいています。5月にやっとお届けが終わったところなので、ひきつづきお渡しした方々と「ゆるっと」つながりながら、ぷるすあるはさんのメッセージを熊本でも広げていきたいと思っています。

また、私のぷるすあるはとの出会いが和菓子屋さんでの「ミニミニぷるすあるは図書館」であったように、人の行き交う場(デパートや美容室、カフェなど)への設置も望んでいましたが、収束を見せないコロナウイルスの影響で今回はかなわず…この機会に熊本でも「ミニミニ~」のようなことができないか、じっくり考えてみたいと思っています。

 


長崎県
地域でひろげる

 

2冊ずつ、未熟児サロンさん、県立こども医療福祉センターさん、ボランティアの地域図書館さんに紹介、プレゼントさせていただきました。

 


広島県
地域でひろげる

 

絵本が到着したその日に、家に遊びに来てくれていた、子どものお友達3人(小学6年生)に一組ずつお渡ししました。
受け取ってくれた子ども達の笑顔を思い出すと、ほっこりします。
これからの人生の中で、色々なときがあると思いますが、この本を開いたときには、ホッと癒されるような気持ちになってくれたらいいな…と願っています。

残りの二組は、パンフレットとともに、子どもがお世話になっている『ことばの教室』の先生へお渡ししました。
『様々なご家庭の子どもさんたちが、小学校に通ってきています』と先生がおっしゃいました。
必要とされている方々の元に、この絵本が届き、心の慰めや支えになることを願っています。

『絵本サポーター』として活動させていただき、幸せでした。ありがとうございました。

 


奈良県
学校や地域でひろげる

 

今回このような素敵な活動に携わることができ、とても嬉しく思っています。
絵本はセットで、心理相談機関、小・中学校の保健室、ママ友などにお渡しし、読んでいただきました。
それぞれに、この本を必要とする人達のことを知ってもらうきっかけになりましたし、必要とする人達が現れた時にはすぐにこの絵本を手渡してくださると思います。
読んでくださった方からは、「しんどい時や苦しい時は周りに助けてと言うことも大切さだと改めて感じた」「この本に出会えて感謝」という言葉をいただきました。
これからもこの絵本を広め、活用し続けたいと思います。

 


大阪府
精神科で活用

 

児童精神科病棟の多職種で共有しました。
心理職、精神保健福祉士には、それぞれの部署に、チラシや本を持ち帰ってもらいました。心理職は、ぷるすあるはのインターネットサイトも利用しているようです。読みやすい本であると好評でした。施設入所中の中学3年生の一部には、高校進学に伴い、活動範囲も広がるので本をそっと手渡ししています。
関わりのある施設職員や児童相談所などとも、改めて共有していきたいと思います。

 


京都府
民生委員へ、地域でひろげる

 

今回、自分自身が、実際に関わりがある人と場所を選び、お預かりした計5組をそれぞれセットでお届けする事にしました。

まず、私自身が地域の主任児童委員として活動していますので、所属する地域の民生児童委員の皆さまへ届けました。
私達の学区では、地域的な特色かも知れませんが、民生委員の活動自体がほぼ高齢者一本で、こどもや子育て世帯への意識が向いていない現状でしたので、主任児童委員として、まずは地域の皆さまに、少しでも若い世代やこども達へ目を向けていただく事、その目的もありお届けしています。皆さまには、個別に回覧という形で、じっくり手に取り見て頂く機会をつくっていただく事ができました。
主任児童委員として、昨年度より、地域でベビー&キッズ用品交換会を定期的に実施し、子育て世帯と繋がる場をつくった事もあり、今後、その場で活かせていけたらと思います。

また、隣の学区(小学校区が同じ)の民生児童委員の皆さまへも共有。こちらでは、ぷるすあるは発行のその他の絵本にも興味をもっていただき、すべての絵本を回覧し見ていただいています。
他、主任児童委員として関わるエリアの小中学校、区社協、区の保健センターなど関係機関へ届けています。
絵本のお届けの機会を頂けた事で、改めて、今後の地域課題の共有と連携の声掛けが出来ました事、ありがたく思います。

その他、追加購入をして、個人的に関係性のある市立高校の保健室、産婦人科(小児科や保育園、学童も併設)やNICUのある病院、看護学校の助産学科など、妊産婦や赤ちゃんこども達、家族ごと関わる可能性の高い現場へ届けました。また、3セットが個人へ。

今回、絵本と一緒に、“おたすけことてん“のチラシも届けています。直接、アプリの説明をさせて頂いた現場もあり、絵本のお届けのみならず、今後も引き続き必要に応じた情報の提供や、共有など続けて行きたいと思っています。

今回、この様な貴重な機会を頂けた事、心から感謝致します!!
出来る事は限られていますが、地域の中で出来る事、取り組み続けていきたいと思います。
ありがとうございました!!

 


三重県
学校や福祉事務所など

 

子どもに関わる活動団体や公的機関、支援者として関わる子どもや保護者、担当者に説明してお渡ししました。

 


愛知県
放課後デイ、子育て支援で

 

子どもたちと直接関わり合う機会の多い、地域の社会福祉協議会、児童精神科のある病院、市役所子ども課にセットでお渡しし、担当者間での共有と支援にご活用いただきました。特に子どもたちが直接訪れる機会のある場所には、ミニカードを合わせてお渡しし、子どもたちが手に取りやすいところにミニカードを配架していただきました。また、自団体では子どもたちの支援に直接使用しています。

 


岐阜県/愛知県
地域でひろげる、就労支援で

 

・就労移行支援事業所に本を寄贈(各1冊ずつ)。図書コーナーに配置いただき、スタッフの他、通所される方にも見てもらえるように。
・就労移行支援機関が集まる市の就労支援部会でチラシ配布。絵本を紹介し相談。市立図書館、市民活動支援センターに本を寄贈(各1冊ずつ)。チラシも配布いただく。
・特別支援学校に本を寄贈(各1冊ずつ)。保護者の貸し出しコーナーに配置いただき、保護者や地域の方に見てもらえるように。
・中学校、高校生を対象とした放課後等デイサービス事業所に本を寄贈(各1冊ずつ)。スタッフでの研修や必要に応じて子どもや保護者にご紹介いただくように。
・精神科病院のデイケアに本を寄贈(各1冊ずつ)。チラシも配布いただく。

 

 

 


山梨県
ワークショップなどで活用

 

この度は、絵本サポーターに選んでいただき、ありがとうございました。
山梨県でヤングケアーの普及啓発で活動しているぼんぼや号です。

生きる冒険地図及び、ゆるっと子育て応援ブックをわたしたちメンバーと山梨県でコミュニティーナースの活動(地域で活動するナース)をしているまるカフェと、読書会を行いました。

それぞれの立場からどのように絵本を活用していきたいかの話になりました。
「ゆるっと子育て」は
プレママに見てほしい
なにも知らずに子育てして追い詰められるより先に、この本に出会えていたら、いざしんどくなったとき思い出せる
自分の気持ちを文で読むことでちょっとホッとできる
という感想がでました。

「生きる冒険地図」は
文字が多く読みにくい
要約して紙芝居などの活用をしてもいいのかな?
この本を知っている大人がたくさん増えてほしい
10代の子の出入りがあるところに置きたい
という感想がでしまた。

この感想を踏まえて、まるカフェではこれからの活動(公園での活動や絵本の読み聞かせの活動)に活用していき周知していくこと
ぼんぼや号では、保健師さんや学校(教職員、養護教諭、SC、SSW)や民生委員の方々に周知していき、無関心から関心を持っている人が1人でも増えていけるように、絵本サポーターとして「生きる冒険地図」「ゆるっとこそだて応援ブック」を多くの方々にお届けしていきます。

 


新潟県
学校で活用

 

特別支援学級担任、校内適応指導教室の担当者、スクールカウンセラーにお渡ししました。また、保護者にお渡ししてくれても良いので、と数冊を特別支援学級担任へ渡しました。
保健室のテーブルに置いておきました。来室生徒が手に取って見ていました。


東京都
地域の居場所で活用

 

西新宿にある一軒家「れもんハウス」に絵本やパンフレットを並べて、来てくれた人が手に取れるようにしました。子育て中の方、お仕事をしている方、就活中の方、学生さん、子どもたち、地域の支援者さんが手に取っておられました。
その中でも特に興味を持ってくださった方、子どもに見てほしいという方、関わっている子にプレゼントしたいという方、こんなメディアを作りたい!と思っていた方などには、絵本をプレゼントさせていただきました。
子どもの目線、想いにとことん寄り添った絵本を通して、大切な視点を分かち合うことができました。

 


東京都
地域でひろげる(子ども食堂や子どもの居場所、プレパークを中心に)

 

絵本とキッカケづくり

 


埼玉県
地域でひろげる

 

地域の小中学校、教育支援室、冒険遊び場に配りました。

 


埼玉県
精神科クリニック、訪問看護で

 

まずはこの活動をたくさんの方に知ってもらいたいなと思い、看護師、作業療法士、心理士、ケアスタッフに本を読んでもらいました。おたすけことてんも紹介してほしいと伝えてます。
クリニックの本棚に設置し、自由に読めるようにしました。
また、子供達や親の手に届くように、図書館にも寄贈しました。

 


栃木県
学校や地域でひろげる

 

私は地域の小中学校でSSWをしているため、子ども達との面談をする機会があります。
その時にこの絵本を一緒に読んだりしています。
子どもによっては、今の自分の気持ちがうまく言葉で説明できない子どももいますし、今の自分の気持ちがどんな気持ちなのかにさえ気付けないお子さんもいます。
そのような時に、この絵本が大活躍♪
『いろんな気持ちがあって大丈夫』これを見ていると、さっきまで緊張していたお顔がニコニコお顔になったり、時には思いっきり泣いちゃったりと様々ですが、
出せなかった気持ちが少しずつ出せるようになったりします。
良かった良かった。
面接の本題はその後から始められるとスムーズに行きます♪

 


茨城県
学校や地域でひろげる

 

10冊の本は、スクールソーシャルワーカーとして学校訪問をした時や、ひきこもりがちな若者や家族、地域の人達との居場所の活動の中で、こどもたちやおとな(主にお母さんたち)と読ませて頂きました。まず本を手にとって、表紙をじっと見たり、ぱらぱらとめくって、デザインのかわいさを共有するところから始まり、自分に通じる部分があると「そうそう、こういうことなんだよ~」とページを開いて見せてくる子もいました。「もっと早くこういう情報が欲しかったな」という声もあり、子どもたちに情報が届いていないことを感じる時もありました。お母さん方からも、デザインに癒される、疲れている時にピッタリな文字数!等、本の感想を頂きつつ、子育てやご自身についてお話を聴かせて頂きました。普段なら、緊張するような場面でも、ぷるす本がテーブルの上にあるだけで、ちょっとほっとします。頂いた本は、居場所の活動をサポートしてくださっている図書館司書さんが抗菌のコーティングをしてくださったので、これからも継続して活用させて頂きます。

 


秋田県
行政や医療機関、学校、子どもへ寄贈など

 

福祉事務所や医療機関、学校保健室等、子どもたちと関わっている方々へお渡ししました。
どの機関の方も、内容やイラストなどについて、とても見やすく、分かりやすい、ぜひ活用したいとおっしゃっていました。
子育て中のお母さんや、家族のことで悩む子どもたちにも貸し出しをしながら、支援の際活用しました。言葉ではうまく伝えにくいことや、伝わりづらいことが、優しいイラスト、文字を通してとてもよく伝わるように思います。
今後も、絵本などを活用していきたいです。

 


青森県
地域でひろげる

 

今回、2冊をセットにし、5か所に配りました。

1か所目は、保育園です。
「字も大きくとても読みやすい」「保護者に貸し出したい」「職員の研修の資料として役立てたい」ということでした。『生きる冒険地図』は系列の学童保育に通う児童が手に取れる本棚に置いておいたそうです。

2か所目は、保健所です。
保健師を通じてお渡ししました。バインダーに挟み、職員の間で回覧したということでした。「親だけ、子だけの支援ではなく、本の必要なページを使って家族として支援していきたい」という声がありました。新年度が始まり、異動してきた職員にもお伝えしたいということでした。

3か所目は、子育て支援団体です。
「学校のこと、家のこと、心身のこと、助けを求める先などの大事な情報がぎゅっと凝縮されていてよい」という感想をもらいました。現在は、事務所の本棚に置いており、興味を持った職員が読んでいるそうです。今後は、ニーズがありそうな家庭に貸し出ししていく予定だそうです。

4か所目は、メンタルクリニックです。
まずは職員の間で読んでみたということでした。「コロナも落ち着いてきたので、以前は撤去していた本棚をオープンし、他の書籍といっしょに待合室のラックに置いたところです」という報告がありました。

5か所目は、相談支援事業所です。
特に、「ハッピーリスト、イイトコ探しリストが参考になった」という声がありました。「死ぬまでにやりたいことリストのページも活用していきたい」ということでした。

コロナ禍のため、手渡しできず年度末になってからお渡ししたり、また待合室の本棚を撤去していたりということもあり、まだ多くの方の手に届いていない部分もあるかもしれません。
それでも、5か所全てで活用方法を模索してくれているのがわかり、うれしく思いました。
ここからまた10冊の本が必要な方のところに届くといいなと感じています。

 


 

 

活動レポートを拝見し、使ってくださっている具体的な声が届くのはとても嬉しいです。
子ども、親御さんへの声。お渡しした先のスタッフさんの声や活用方法を考えてくださっている様子なども、嬉しく読ませていただきました。

ぷるすあるはから直接は届けられていなかった領域にも、少しずつひろがりがあります。そして、絵本サポーターさんいろいろと言いますか、活動報告のバラエティに富むかんじも、このプロジェクトらしく感じています。

改めて、ご活動とご報告ありがとうございます。
ひきつづきよろしくお願いいたします。

プロジェクトは、第3弾も企画したいと思います。続報します。

プロジェクトの公式ページはこちら
》絵本をひろげる活動

今回のプロジェクトは、「新しい贈与論」様からのご寄付を活用させていただきました。ありがとうございました。

絵本のご購入は、ぷるすあるはのオンラインストアから
》生きる冒険地図+ゆるっとこそだて応援ブックセット

1冊ずつの取り扱いもあります