私は、2024年10月から11月初月までの間、NPO法人ぷるすあるは様にて実習生(インターン生)として訪問させていただきました。
その実習の活動として「絵本でひろげるこどもこそだて応援プロジェクト」にご参加された第1期~第4期までの方に絵本サポーターとしての活動についてや寄贈先での反響、今後届いたら良いと思った場所、絵本サポーター様自身が2冊の本を読んだ感想などをヒアリングさせていただきました。
今回のヒアリングの目的は、支援の手が届かない人に向けて、地域連携や情報の視点からどのように支援をするべきかという自身の実習のテーマから「絵本でひろげるこどもこそだて応援プロジェクト」を通し、地域に絵本がどのような形で広がっているのかについて知りたいと思いヒアリングさせていただきました。また、今後このプロジェクトの推進をするにあたり、この先サポーターの応募をする方や迷っている方に向けて第1期~第4期までの方がどのような活動をされていたのか知っていただき少しでも今後の活動に対する後押しができればと考えたのも目的の一つです。
是非参考にしていただければ幸いです。
ヒアリング内容について
オンラインでのインタビュー又はメールでのアンケート形式で合計5名の方に参加いただきました。
1つの質問に対し、一部を抜粋して紹介させていただきます。
Q 絵本サポーターの活動中での寄贈先、寄贈先からの反響や感想、絵本サポーター様自身の設置の経緯について
第3期 京都府
場所:市立浴場
経緯:市民の保健衛生及び生活環境の改善向上を目的としたもので、お風呂のない市営団地とセットで建てられたため「みんなのお風呂」
2冊は利用者に寄りそってくれると感じたため設置
第4期 千葉県
場所:子育て支援の窓口(週3回)
反響:手に取っているかたが多数いた
Q サポーター様自身が2冊を読んだ感想
第3期 兵庫県
手書きが主体のため、受け入れやすく相談のハードルが下がる。
Q 届いたほうが良い場所、届いてほしい場所
第1期 熊本県
子ども食堂、フリースクールなど子どもたちの居場所になる場所などで働く、ボランティアをしている大人に読んでほしい。
Q 絵本サポーター活動後の寄贈先での反響や感想、活用方法
第2期 京都府
場所:月2回市民センターに本の冊子やぷるすあるはが作成しているアプリのQRコードを掲示している。
感想:活動して、この本がある場所は相談してもよい場所だという認識が広がってほしいと思った。
第3期 兵庫県
場所:子育て広場のイベントで月2回
改善:本が寄贈先の施設で作成したものだと勘違いされる、設置するディスプレイを各自で用意しなければならない
→NPO法人ぷるすあるはの本である目印(ポップ)や本を設置するディスプレイがあってもよい
上記の通り多くの活動に対するお声と絵本の感想についてお伺いすることができました。
今回の目的とも照らし合わせ考えたこととして、2冊も絵本がどのように地域に広がりを見せているのか、皆様がどのような視点や立場で行動しているのかを知ることができました。
また、NPO法人ぷるすあるはから絵本サポーターの方々に指示が出て、届けるという仕組みではなく、皆様が届けたいと考える場所に自由に届けるシステムであるため、その地域の方がよく知る施設や地域の中で必要と考えている場所に寄贈できるというメリットがあると考えることができました。
また、支援が届いていない人たちに向けて地域と情報という観点から私自身絵本サポーターとして活動して、自分の地元の中でどの施設にどのようなことが必要であったり、自分自身が知らなかった地元もコミュニティを見つけることができたと感じました。さらに、自分自身で行動することで、よりこの本が地域や子ども、大人にとって必要不可欠なものであることを実感することができました。今後も私、そして皆様の活動を通して自分たちに何ができるか考え、たくさんの人にこのプロジェクトが広まることを願っています。
2024年 10月末 吉日
ぷるすあるは からひとこと…
大学のインターンシップで、およそ3週間の実習期間、「地域との連携」をテーマに取り組みました。絵本サポーターのプロジェクトのヒアリングや参加のほか、さいたま市高次脳機能障害者支援センターと共催している絵画展の振り返りへの参加、地域の多機能の工房とコミュニティカフェの見学、大学生の視点からのダウンロードアイテムの作成などに取り組みました。ぷるすあるはを選んできてくれてありがとうございました。今回の実習が今後の役に立てば幸いです。
》絵本サポーターのプロジェクトページへ
サポーターマップの作成に取り組みました。
ヒアリング内容をもとに、ぷるすあるはで絵本のPOPを新たに作成しました。
》大学にも相談室があります
新たなダウンロード素材を作成しました。